ザンビアのルサカ・ウェスト地区に2022年から、大山PLが研究拠点を建設してきました。なにもない荒野の状態からブッシュを切り開き、コンポスト作業場をつくり、養豚舎を建築し、3年が計画して、ようやくコンポスト・リサーチセンター(CRC)ルサカとして落成式を迎えることができました。2024年8月には、研究員の青池歌子と野田健太郎(総合地球環境学研究所)が加わりました。
ルサカ市内のマーケットやレストランから食品残さ、野菜の端材などを受け取り、豚の餌とし、豚が出す糞尿をドライ・コンポストで無臭、無汚水で処理する予定です。ルサカ市内では増加する人口、所得の上昇にともなって、ポーク(豚肉)の需要が高まっており、養豚には大きなマーケットがあります。ただし、養豚からは汚水や汚臭の問題があり、それをドライ・コンポストで処理し、栄養価の高いコンポストをつくって、トウモロコシの有機栽培につなげる予定にしています。
日々の作業は、ベンソンとエリアスという、大山PLの旧知の友人たちが担当してくれています。エリアスは1993年、大山PLが大学院生だったときからの調査アシスタントです。
化学肥料を使わない、有機栽培のトウモロコシは主食として、富裕層に高い需要があります。有機物循環システムをつくることで、ザンビアの首都ルサカで、食料の増産だけでなく、有機栽培という新たな領域を開拓する計画です。
